柏屋はこんな宿

チャンプルーの島

この島は、日本だけどアジア的要素が強くアメリカ的なところもありなんだか地球のあちこちがゴチャマゼ。

沖縄ではそんな感じのことを「チャンプルー」と呼ぶ。僕らはこのチャンプルーの具なのである。

もともと沖縄に来たのは旅の流れ。あちこち旅しているうちにホテルから民宿、民宿からテントへと長く旅を続けたかったから、宿代を浮かしてじっくり旅を楽しもうとしていった。そしてついには自分たちで宿を作ってしまった!

 

三階建ての古いビルを改造して、アジアのゲストハウス風に仕上げた宿の名は「柏屋」。

個室とドミトリーからなる宿である。個室は一人から三人まで泊まれどの部屋も作った人の個性が出ていて気持ち良い。ドミトリーとは、大きめの部屋に二段ベットがボン、ボン、ボン!と入っているいわゆる相部屋で、男部屋、女部屋に分かれている。

那覇のど真ん中


一人旅でも気楽に旅の話など情報交換ができ、友だちもできてしまう。自炊できるキッチンもあるし、噂のおいしい店、安い店に出かけるも良し。シャワー、トイレは共同だけど、近くの銭湯に行けばカルチャーショックが味わえて刺激的だよ!

柏屋はロケーション的には、那覇市のど真ん中にあり外に一歩出れば、原色の熱帯魚(食用)や南国の野菜やフルーツ、干した海ヘビ、豚の顔…などが並ぶ市場がある。そんな活気のある市場を抜けると那覇のメインストリート、国際通りまであっという間に着いてしまう。

お店がたくさん並んで、多くの路線バスがこの辺りを通るから電車のない沖縄ではどこに行くにも都合がいい。

時々お客さんは僕らの遊びに巻き込まれる。ビーチパーティーや、ダイビング、キャンプに乗馬。「沖縄の夜」も深くて濃い。財布の中身に乏しい僕らにも行ける bar が街の中に点在しているがそこにいる人たちがかもし出すカオスは、訪れた旅人を必ずやびっくりさせるでしょう。そんなこんなで気付いてみたら外がすっかり明るくなってしまったということは珍しくないほど。「安くて楽しい遊び場盛り沢山」の柏屋に来てメンソーレ!

2012年現在に書かれたあいさつです。